あなたの家のガスは都市ガスですか?プロパンガスですか?
全国の約55%を占める家庭がプロパンガスを使用しています。その理由は
持ち運びが簡単にできることです。プロパンガスの場合は液化したガスをボンベに詰めて、各家庭まで運んできますが、都市ガスは地中にガス管を埋設し、その中にガスを通して供給するので、道路などがしっかりと整備されているところにしか供給することができません。そのため、都市での普及が進んでいるようです。だから都市ガスというんでしょうかね?簡単に都市ガスとプロパンガスの違いを表にしてみました。
| 都市ガス | プロパンガス |
器具 | 地域により異なる | 全国共通 |
発熱量 | 地域により異なる | 23,680kcal |
比重 | 空気より軽い | 空気より重い |
持ち運び | 不可能 | 簡単 |
料金 | 届出・認可制 | 自由料金制 |
器具
使う器具つまりコンロですが、見た目にはまったく違いはわかりません。しかし、中身がまったく違うので、間違って使用すると大事故になりかねませんので注意が必要です。プロパンガスなら器具も全国共通ですが、都市ガスなら地域によって、仕様が変わってくるので、引っ越しした際などには、担当のガス屋さんに見てもらうことをオススメします!ちなみにうちは田舎もいいところなので、当然のことながらプロパンガスを使用しています。
発熱量
プロパンガスは都市ガスに比べ、約2倍の発熱量を持っています。都市ガスの場合は熱量を確保するためにパーナーのノズルを広くするなどの工夫がされていますが、強い火力を必要とする中華料理などを作る場合には断然プロパンガスがいいでしょう!
比重
比重は空気を「1」としたとき、ある気体は「○○」というものです。つまり、1より小さければ、空気より軽く、1より大きければ、空気より重たいことになります。なお、都市ガスは約0.6、プロパンガスは約1.5なので、都市ガスは空気より軽く、プロパンガスは空気より重くなります。
このことは、ガス警報器の設置場所にも関係しています。ガスがもれたときに、都市ガスは空気より軽いので、上へ上へと上昇するため、天井付近に取り付けられているのに対し、プロパンガスは空気より重く、床にたまっていくことになるので、床付近に設置されています。都市ガスの場合は換気扇を回し、プロパンガスの場合は勝手口などをあけ、箒などで、はき出すようにします。
持ち運び
都市ガスはガス管を地下に埋設し、各家庭に供給するので、個別に持ち運ぶことはできません。一方プロパンガスは液化したガスをボンベに入れ、各家庭まで供給するので、当然持ち運びが可能で、どこにでも供給することができます。都市ガスの方は、ボンベの交換をする必要がなく、設置後はメーターのチェックだけで済みます。プロパンガスについては、結構重いボンベを各家庭まで運ばなければなりません。このことから考えると都市ガスの方が便利なように思えますが、持ち運びが簡単にできるということで考えるとプロパンガスの方が有利なようにも考えられます。どちらがいいかは一概に言えませんが、双方ともに一長一短があるものですね。ちなみに阪神大震災のときには、埋設しているガス管が損傷したため、持ち運びの優位性を活かしたプロパンガスが活躍したそうです。
料金
料金の面で考える場合は熱量と単価を見比べて考えないといけませんが、都市ガスの方に軍配が上がるようです。地域によって、価格はまちまちですが、熱量と単価を考えたとき、都市ガスの方がプロパンガスよりも低価格(約2/3倍)になっています。都市ガスは一般家庭用に自由化はまだですが、プロパンガスに関してはすでに自由販売が行われていますので、どの販売店と契約してもかまいません。これは以外と知っている人は少なく、新築したときなどは工務店などの紹介で契約し、公共料金のイメージでずっと契約しているパターンがほとんどだと思います。これを機に安いプロパン会社との契約を考えてみませんか?
地域により、都市ガスとプロパンガスを選べる場合と選択の余地がない場合があると思いますが、それぞれの特徴を理解した上で、有効な利用を心がけてください。